MAC化粧品
MAC化粧品は、私たち一般の利用者も多いのですが、同じくらいプロにも愛用されている信頼のブランドであるということが言えます。
MAC化粧品はカナダの化粧品メーカーです。1990年代に流行ったアーティストブランドと呼ばれる化粧品ブランドの乱立がありましたが、その先駆者的な存在が1985年にカナダのトロントで生まれたMAC化粧品ということもできます。元々、メイクアップアーティストが自分で利用するために家庭のキッチン普通の手鍋などを使って作っていた口紅などを製品化しはじめたのがアーティストブランドと呼ばれるものなのです。
アーティストブランドとして始まったブランドは、そのうち、その人気と化粧品の品質に目をつけた大手の化粧品会社によって買収されていくことになります。フランク・トスカンの設立したMAC化粧品も、ボビィ・ブラウンの作ったボビィブラウン、ジャニーヌ・ロベルがはじめたスティラなどと共に、エスティローダーに買収されました。1998年ごろのことです。その後、MAC化粧品はエスティローダーを代表する化粧品ブランドの一つとして成長し、今に至っています。
MAC化粧品は、プロのメイクアップアーティストのために作られたブランドであるといえます。その品質はプロの折り紙つきといえ、今では年間に130を超えるファッションショーやコレクションのメイクにMAC化粧品のメイクチームがメインで携わるほどになってきました。そういったプロのための化粧品が私たちにも手に入れられる、それがMAC化粧品の魅力であるといえるでしょう。
さて、そんなMAC化粧品ですが、化粧に使う筆を日本の企業が作っているというのは意外と知られていません。白鳳堂というメーカーがそれで、実際にフランク・トスカン社長に直談判を行い、日本の化粧筆の品質のよさを直接認めてもらってOEMでの生産を始めたということが雑誌に載っていました。
ちょうどこの仕事を受注した頃は、品質よりも生産量重視の業界の流れに疑問を感じて、外注をやめ、社内の40人ばかりの社員による生産体制に切り替えたところで、2ヶ月納期で8万本というのは通常では考えられない受注量、寝る間も惜しんで作業をして納品したそうです。そういった努力により、白鳳堂は一般の人にもその名が知られるブランドとしてのステップを踏み出したのだとか。
さて、そんなMAC化粧品ですが、世界50カ国以上で販売されるにいたって、私たちにも手に入れやすいブランドとなってきました。お値段はそれなりにしますが、決して買って損をするということがない信頼性が売りのブランドであることは間違いないでしょう。